お客様にとっていい土地とは何ですか?
交通の便のいい場所ですか?
真四角の整形地?
平坦地?
角地?
買い物の便の良い場所?
子供の学校の近く?
…いくつ当てはまりましたか?
結論から言うとすべて当てはまる土地はちょっとみつからないと思います。
あったとしても手の届く金額で買える訳ありませんし、競争相手も多いでしょう!
そうは言っても土地が無ければ家は建ちません。
そこで、どれを優先するかを決めて予算に合った土地を探すコツをお話します。
不動産業界の仕組みを知ることで逆手にとって土地を見つけ出しましょう!
不動産屋さんの仕組みをお話しましょう。
最近は良く建売が多く建っていますよね!
疑問に思ったことありませんか?
ネットにも情報誌にも載らない土地にいつの間にか工事が始まっているって言うことたくさんありますよね。
これはなぜかというと、建売メーカーが直接売主と交渉して買っている訳ではありません。
きちんと地元の不動産屋さんから仲介して購入しているんですよ。
裏の話をすると「片手」「両手」って言葉があり、
「片手」とは売主または買主から3%の仲介料を頂くこと、「両手」とはその両方から合わせて6%頂くことです。
例えばあなたが○○地域の土地を探してくださいと相談したとします。
偶然そのような土地があったとしても手に入れることはできないでしょう。
なぜなら本当に買えるか、買ってもらえるか分からない客より確実に買ってもらえる業者に売ったほうが簡単だからです。
不動産屋さんのほとんどは本当に良い物件は表に出しません。
そこでこの仕組みを利用するのです。
即決で購入できる態勢をつくることが一番の武器です。
皆さんは土地の契約を経験されたことが無いと思いますのでここでちょっとお話しましょう。
通常土地が見つかると契約時に手付金を納めなければなりません。
目安は購入額の10%です。
残金は引渡し時に清算しその間2ヶ月ほどかかります。
契約書の特記事項に住宅ローンが組めなかった場合この契約は破棄する条文を入れることになっています。
これをこの2ヶ月の間にする作業になります。
だから上文で話した買えるのか?って敬遠される理由です。
住宅ローンの準備を事前に準備する必要があります。
これが事前審査と言うものなのです。
安心して購入できる態勢が大事なんです。
事前審査ってどうすればいいの?
事前審査に必要な書類は資金計画書、建物の図面、見積書、土地の価格が分かる物件案内書です。
これらの書類を容易に揃えられるのが建築業者です。
資金計画は先月お話したことをもう一度お読み下さい。
建物の図面や見積については次回お話させて頂きます。
不動産屋さんにはこう廻りましょう!
事前審査が済んだら早速不動産屋さんに廻りましょう。
せめて3~4件は廻って下さいね!
その時話すことは、その不動産屋さんにだけ声をかけていることを、
強調して話すことと手付金を直ぐに払えること、
事前審査が終わっていること、予定している土地の場所と面積、
そして金額をはっきり話してください。
大事なのは直ぐに購入できる態勢が出来ていることなんです。
いろんな土地の情報が紹介されてくると思います。
条件の良い土地は高いはずです。
予算に合った土地を探さなくてはいけませんので、
ここで何が良い土地かを簡単にお話しします。
まずあなたの夢のプランをお聞きしてイメージします。
するともしかしたら変形の土地でも十分に対応できるかも知れません。
なぜなら私たちの建物は注文住宅だからです。
もちろん整形地なら一番良いのですが競争相手も多いし価格も高いはずです。
変形なら価格も安いし価格交渉も可能でしょう!
不動産屋さんが見てだめな土地でも建築屋が見るといい土地もあるんです。
必ず見つけた物件は建築屋に見てもらうことをお勧めします。
どのタイミングで決めればいいの?
もちろん1番目に見た物件が気に入れば決めて結構ですが、
確率論から言いますと3~4物件目で決めると良いでしょう!
なぜなら10物件の中で決める場合一つづつ見ていくわけですが、
もっといい物件があるはずって決めないで行った場合10番目にいい物件の確立は低いです。
どこに妥協点を置いて決めるかは重要です。