私の母親は83歳になります。先日買い物に連れて行ったとき、ふと車の中で会話したときの話です。
母は3年前に怪我をしてしまい膝に金具を入れる手術をしてから杖がないと歩くのがひどく、毎週私が近くのスーパーまで買い物に連れて行くのが日課です。
その日も買い物を済ませ車に乗ったとき買い忘れたものがあったらしく、まぁいつもの事と馬鹿にしてたら「私もいよいよホームかな?」、「迷惑かかるようになったらいつでも入れて良いから」って、笑いながら言ったので「今の家と土地を売って入れてやるから」って冗談で話したら本音が出できました。
「できるなら自宅で介護して欲しいし、病気で無い限り自宅で死にたい」母がそんな風に思うのはホームに行ってうまく他人とやれるのか?
良い人もいれば悪い人もいるかもと不安になるらしくつい本音が出てしまったと思います。
建築士が設計する本格介護住宅
設計コンセプトは短い動線で効率よく移動できる室内空間
当初は綺麗になればいい普通のリフォーム計画でした。色々打合せする中で、一番理想のリフォームは何かと一緒に考え2階にあった寝室を1階に移動する提案を受け入れて頂きました。
そこから設計が始まり、地震の不安や寒さの問題、そして台所の暗さ解消など現状の不安・不満をすべて解消できる間取り、構造を新築の技術で再生できました。


建物の耐震・断熱グレードUP
耐震診断による補強工事を行いました。筋交いの増設、床合板による水平耐力の強化、これでもう倒壊の危険性はありません。
床には新築で使う6.5CM厚の板状の断熱材と無垢(杉)のフローリングで裸足でもヒヤッとしません。
壁・天井は10CM厚グラスウール断熱材をびっしりと部屋中を包んでいますので格部屋の温度差がありません。
基本的にはエアコン1台で1階は十分です。そう言ってもお客様は信じてくれませんでしたが(笑)
床下には湿気が上がってこないようにビニールのシートを敷き詰めシロアリ駆除も同時施工しました。
換気は新築と同様24時間換気システムを採用、給水給湯管の宅内配管新設交換、これで今までの建物とは比べ物にならない住宅の完成です。尚この物件はリフォーム瑕疵保険に入っているのでお客様も安心です。
注)この工事はスケルトン工事によるものなので通常のリフォームでは成果は出ません。
普通のリフォームとはちょっと違う!自然素材の介護住宅
ナチュラルライフホームのリフォームは家族の健康を一番に考え、自然素材にこだわった健康住宅。